注入治療は「プチ整形」の代表格ともいわれる施術です。手軽にできる治療なだけに「どこで受けても同じ」と思っていませんか?
実は注入治療は奥が深く、骨格構造や解剖学的に筋肉を熟知し、皮膚の加齢変化にも精通した上で、「どこに、どのくらいの量、注入すべきか?」を見極める確かな審美眼と、高度なテクニックが求められる施術です。
ドクターは、どこにどう注入すれば“ナチュラルかつ効果的に仕上がるか”と、常に患者様の「美」を追求しています。患者様おひとりお一人の顔立ちや肌の状態まで見極め、最適な治療のご提案に努めます。
例えば、ほうれい線を解消したい場合。もちろん、ほうれい線に直接ヒアルロン酸を注入する方法もありますが、その方の顔のバランスによっては、頬に注入し、頬の高さを出すほうが、ほうれい線の解消につながる場合があります。
また、注射針を刺す方向や深さ、注入する量が違うだけでも結果は大違いです。それだけ、医師によって差が出やすいのが注入治療です。
筋肉の緊張をやわらげる作用があり、以前から顔面神経麻痺や眼瞼痙攣の治療に使われていたのですが、約20年前から美容医療の分野に取り入れられ、シワ伸ばしやプチ整形に応用されるようになりました。
注入する部位やシワの深さにもよりますが、施術時間は5分〜10分程度が目安です。個人差はございますが、数ヶ月ほど効果の持続が期待できます。しわ取りボトックス注射後は多少赤みが出る場合もございますが、メイクで隠れる程度です。
赤み自体は1日程度で引いていきます。
ヒアルロン酸は、もともと体内にあるムコ多糖類の一種で、肌や関節などの潤い成分ですが、年齢を重ねるとともに失われていき、シワなどの原因になります。そこで、その失われたヒアルロン酸を直接肌に補給するのが「ヒアルロン酸注射」です。肌を持ち上げる作用があるので、プチ整形にも適しています。
注入する部位や量にもよりますが、施術時間は5分〜10分程度が目安です。個人差や注入部位による差はありますが、1年前後は効果の持続が期待できます。ヒアルロン酸はもともと人体に存在する成分なので、アレルギー反応が出る可能性はほとんどありません。
注入直後は多少赤みが出る場合もございますが、メイクで隠れる程度です。
赤み自体は1日程度で引いていきますのでご安心ください。
脂肪注入とは、老化による顔のくぼみや溝に脂肪を注入することで、くぼみや溝、シワを目立たなくしたりする治療法です。
脂肪注入の大きな特徴は、異物を使わず自分の脂肪を使うため、アレルギーの心配もなく半永久的なボリュームが得られることです。
針や注射器を使い、自分のお腹や二の腕、太ももなどから脂肪を治療に必要な分だけ採取します。そして、採取した脂肪を再び針と注射器を使い、くぼみや溝、シワなどの気になる部位に注入を行います。
手術時間は、部位と量にもよりますが、30分~60分程度です。脂肪注入では、できるだけたくさんの脂肪組織が生着するように、多めに注入します。そのため、ヒアルロン酸注入時のようなわずかな腫れではなく、1週間ほどはむくみが目立ちます。 むくみは1週間~10日くらいでだいぶ落ち着きますが、多めに注入された方は、この間は少し気になるでしょう。しかし、そのような方も、術後2週間~3週間の時期に、ちょうどいい理想的な形になります。