正しいスキンケアとは?肌荒れを防止するスキンケアの基本を改めて確認しよう
「慢性的にお肌の調子が悪い」「色んなスキンケアアイテムを試しても、肌荒れがあまり改善しない」
こんな風に感じているのなら、もしかしたら日頃のスキンケアが間違っているのかもしれません。
正しいスキンケアの方法をこの機会に学び、お肌の状態改善に努めませんか?
正しいスキンケアとは?
スキンケアアイテムはたくさんありますが、高価で良いものを使っていたとしても、使い方が間違っていれば意味がありません。
そして、スキンケアを曖昧なままで行っている……という人も、案外少なくないもの。
正しいスキンケアのやり方は学校で教えてもらえるわけでもなく、なんとなく覚えた方法で何年も続けている……という人もいるでしょう。
だからこそいざ「その方法が正しいのか?」と聞かれたら、困ってしまうのではないでしょうか?
さらにスキンケア業界は日進月歩で進化していて、かつて「この方法が正しい!」とされていた方法も「かえってお肌を傷つけるのでは」など、見方が変わるケースもめずらしくありません。
そのため、定期的にスキンケアの方法を見直し、アップデートしていく必要があるのです。
正しいスキンケアの基本のステップ
スキンケアにおいて、大切なステップとしてまず「汚れを落とす」ことが挙げられます。
お肌には毎日、少しずつ汚れが蓄積しています。
そのほかにも皮脂や古い角質など、ターンオーバーによって新たに生み出されていくものは少なくありません。
こうした汚れを放置していると、雑菌の繁殖を招き不衛生な状態になってしまいかねません。
まずはスキンケアの前に、しっかり汚れを落とすことも大切なステップと言えるでしょう。
最初にクレンジングでメイクや皮脂の汚れを落とし、その後洗顔料で残った汚れも落とします。
きれいな状態へ導いたら、乾いたお肌へ化粧水でしっかり潤いをプラスしましょう。
洗い上がりのさっぱりとした状態のまま放置していると、乾燥が気になりかねないので、すばやく化粧水をなじませてください。
そのあと、美容液やクリームなどを重ねていきます。
美容液は必要な栄養、クリーム類は乾燥を防ぐ油分をプラスしてくれるので、お肌の状態も見極めながら必要なものを足していきましょう。
ステップごとのスキンケアのやり方
それでは、さらに丁寧にスキンケアのステップを解説していきましょう。
まず、どのステップでも必ず「手をきれいな状態に保つこと」「髪を巻き込まないようにヘアバンドなどでまとめておくこと」は共通しています。
クレンジングをするときは、お肌に直接クレンジング剤をのせるのではなく、手に適量を取ってから、優しくメイクになじませていきましょう。
メイクが落ちにくかったからといって、ゴシゴシと強くこするのは禁物です。
できるだけ優しく、傷つけないように注意しながら汚れを浮かせ、ぬるま湯で洗い流します。
その後、洗顔をするときには洗顔料をしっかり泡立て、まずは泡をTゾーンへのせていきます。
それから他の部分にも広げていき、クレンジングと同じようにゴシゴシこすらないように注意しながら洗ったあと、丁寧にすすぎます。
保湿の際には、まず化粧水を適量手のひらにとり、軽く押さえるようにお肌へのせていきます。
こちらもゴシゴシこすったり、パチパチとお肌を叩いたりするのはやめてください。
美容液は、ものによって配合されている美容成分がまったく違います。
そのため、保湿、美白、シミ対策、ハリ・ツヤ、大人ニキビ対策など、自分のお悩みに合わせて美容液を選び、気になる部分を中心に馴染ませていきます。
こちらも化粧水と同様に、ぐいぐいお肌へ押し込むのではなく、優しく手を当てて浸透させていきましょう。
美容液でしっかり栄養を与えたあとは、栄養や潤いが失われないように乳液やクリームで蓋をします。
このとき、皮脂が出やすいTゾーンはそこまで重ねる必要がありませんが、乾燥しやすい目元や口元にはしっかり重ねるなど部位ごとに必要なケアを見極めるのが大切です。
また、肌質が乾燥しやすいのならしっかりとつけ、反対に油分が出やすいのならさっぱりしたテクスチャーのものを使うなどの工夫も必要になります。
朝と夜、季節でも最適なスキンケアを見極めよう
毎日のスキンケアですが、どの時期、どのタイミングでも同じようにやっていればいいというものではありません。
まず、朝のスキンケアはこれから受けることになるであろう紫外線や外気の汚れといったあらゆる刺激からお肌を守る目的があります。
バリア機能を高める保湿や、紫外線対策を重点的に行いましょう。
それに対して夜のスキンケアは、その日一日で受けたダメージの修復が主な目的となります。
お肌を労り、ダメージ肌を健やかな状態へ導く美容成分に注目しながら、朝とは違う化粧水や美容液を導入しましょう。
また、季節ごとの工夫も必要です。
春や夏といった紫外線が強く、皮脂汚れが多く出やすいシーズンには、日焼け対策とともに皮脂をしっかり洗い流せるクレンジングや洗顔が肝となります。
美白ケアも取り入れながら、メラニン色素の沈着を抑えましょう。
対して乾燥しやすい秋、冬のスキンケアは、保湿の徹底が重要です。
皮脂分泌は緩やかになる一方で、冷えを原因とした代謝の低下が気になりやすくなることから、お肌の状態が変化しやすくなるのでよく観察しましょう。
まとめ
せっかく高品質なスキンケアアイテムを使っていても、スキンケアの方法が間違っていれば意味がありません。
時間帯や時期も考慮しながら、洗いや保湿などステップごとの正しいスキンケアの方法を確認することで、スキンケアアイテムの良さを最大限引き出しましょう。