オーガニックコスメの定義とは?肌の弱い人におすすめ?それでも肌が荒れるときはどうする?
このところ、百貨店やドラッグストアなど多くの場所で「オーガニックコスメ」を目にする機会があるのではないでしょうか。
オーガニックコスメとは 、一般的なコスメとどのように違うかについてはよくわかっていない……という人もいるかもしれませんね。
定義や注意点について解説していきますので、オーガニックコスメを試してみたいと考えているときにはぜひご参考ください。
記事監修者
新宿美容外科クリニック 形成外科医
井上 淳
日本形成外科学会の形成外科専門医としてあらゆる形成美容外科領域での基礎をもとに、25年にわたって多くの美容外科、整形の症例を経験。外科医としての豊富な知識や技術力からスタッフの信頼も厚く、また落ち着きのある性格や優しい対応も人気のドクター。スタッフや患者さまからは、脂肪吸引の匠と呼ばれて、親しまれている。
気軽に受けていただける処置から、高度で複雑な手術まで、患者様に満足していただける最も適した「理想のボディライン、理想のフェイスライン」の追求をしている。カウンセリングは、優しい、初めてでもいろいろと丁寧に教えてくれる、と定評があり、患者様一人ひとりの様々な悩みに正面から向き合っている。
経歴
1992年 | 千葉大学医学部卒業 千葉大学形成外科入局 以後、千葉大学および昭和大学の 関連形成外科勤務 |
2006年 | 都内美容外科クリニック 院長就任 |
2007~2013年 | 都内美容外科クリニック 総院長就任 |
2014年 | 新宿美容外科クリニック 総院長就任 |
目次
オーガニックコスメとは?
オーガニックコスメの「オーガニック」という言葉には、有機栽培という意味があります。
つまりオーガニックコスメとは、有機栽培によって作られたコスメということです。
オーガニックコスメの原料となるのは、化学合成農薬や化学肥料を使うことなく有機栽培された植物です。
さらに合成界面活性剤や防腐剤、人工香料といった添加物も配合されていないものが多い傾向にあります。
自然由来の成分だけで作られているため、お肌が敏感な人でも安心して使うことができます。
ただし「オーガニックコスメとはこのようなものである」という明確な定義をすべてのブランドで共有しているわけではありません。
中には、オーガニック由来の成分を少し含むだけで、添加物については変わらずに使っているコスメを「オーガニックコスメ」として売り出しているケースもありますので注意しましょう。
一般的なコスメとオーガニックコスメの違いとは?
いわゆる一般的なコスメは、オーガニックコスメとの対比として「ケミカルコスメ」と呼ばれることが少なくありません。
これは、一般的なコスメが石油や添加物などを含んでいることが多いためです。
こうして聞くと「石油からできているコスメってなんだか印象が悪い……」と感じるかもしれませんね。
しかし、実際のところ私たちはケミカルコスメを意識せずに使っている場合がほとんどです。
というのもケミカルコスメには成分が希少でないからこそ、大量生産ができるという大きなメリットがあります。
大量生産できるということは、多く市場に出し、消費者にとって手に取りやすいリーズナブルな金額で展開できるということです。
界面活性剤や合成ポリマーのような添加物は肌トラブルを引き起こす可能性がありますが、使用しても異常を感じない人にとっては「安くて入手しやすいコスメ」というメリットがあります。
オーガニックコスメのメリット
オーガニックコスメのメリットは前述の通り、お肌に優しい成分が多く含まれているという点でしょう。
これまでケミカルコスメで肌トラブルを経験したことがある人にとっては、安心して使える貴重なアイテムと言えるかもしれません。
ただし「すべての人が絶対に肌トラブルを起こさない」というわけではありません。
中には、オーガニックコスメでも肌トラブルが起きてしまう人もいますので、過信しすぎずに使用しましょう。
またオーガニックコスメの魅力として、人間が本来持っているお肌そのものの力を引き出すよう働きかけてくれるという点も挙げられます。
お肌は受けたダメージを修復し、きれいなお肌を再生させる力があるとされています。
しかし、肌の状態や生活習慣によっては肌本来の力が弱くなってしまうこともあります。
オーガニックコスメを通じて肌本来の力へアプローチすることで、健康なお肌を取り戻すことにつながるでしょう。
オーガニックコスメを使用するときの注意点
オーガニックコスメというと「お肌に良さそう」とイメージするかもしれませんが、その種類は実に多様です。
お肌に合わない可能性も十分にありますので、使用時にはパッチテストをするなどの注意が必要です。
特に注意したいのが、植物アレルギーです。
オーガニックコスメには、その性質上植物系成分が多分に含まれています。
それゆえに、植物アレルギーが起きてしまうとオーガニックコスメを使ったことでかえって肌トラブルがひどくなってしまうこともあるのです。
例えばスギやヒノキのアレルギーで花粉症を引き起こす人は多いですよね。
同じように、ブタクサやムギなどのアレルギーを持つ人の場合、コスメに含まれた成分がきっかけで肌に赤みやかゆみ、湿疹が起きてしまうこともあります。
十分に注意して使用しましょう。
オーガニックコスメでもよくならない肌トラブルはどうする?
ケミカルコスメで肌トラブルを起こしていた人の場合特に「オーガニックコスメを使えば肌トラブルがなくなるはず!」と期待してしまうでしょう。
しかし実際は、オーガニックコスメならきれいなお肌を実現できるというわけではありません。
どうしても治らない肌トラブルや、解決しないお肌の悩みは一度クリニックへ相談することをおすすめします。
新宿美容外科クリニックは、皮膚の専門家が在籍するクリニックです。
肌トラブルにまつわる豊富な知識とノウハウを活かし、一人ひとりの状態に合った最適な提案をいたします。
「治療にまつわる知識がないから不安……」という人も、まずはカウンセリングからご相談ください。
まとめ
オーガニックコスメとは、有機栽培の材料を使用した自然由来のコスメのことです。
お肌に優しい成分で作られているのが特徴ですが、だからと言ってすべての肌トラブルが改善するわけではないため、自分に合ったアイテムを慎重に探してみましょう。
どうしても改善しない肌トラブルは、一度新宿美容外科クリニックにお聞かせください。