汗管腫（かんかんしゅ）とはどんな症状？自力で治らないって本当？治療するには？

2024年07月01日

汗管腫とは？

汗管腫とは、私たちが普段汗をかくために必要不可欠な器官である汗腺が肥大化することでできる良性の腫瘍です。

汗腺には種類がありますが、その中でもエクリン汗腺と呼ばれる汗腺にできるとされています。

エクリン汗腺が真皮内で肥大することで、汗管腫となります。

汗管腫は、特に思春期以降の女性に起きやすい症状とされています。

大きさはそこまで大きくなく、だいたい1mm～4mmほどとなります。

黒ずんだり着色していたりすることもなく、一般的なお肌の色をしており、平らに盛り上がっています。

特に、下まぶたや上まぶたなどの目元にできやすいのが特徴です。

そのほかにもおでこや首などの顔周りにできやすい傾向にあります。

ただし体質によっては、身体の全体に汗管腫ができるケースもありますので「顔じゃないから汗管腫ではない」とは言えません。

自己判断しないよう、十分注意してください。

汗管腫には治療が必要？

汗管腫は、良性腫瘍です。

そのため放置しておいたからといってなにか問題が起きるなど、悪い状態にはなりにくいでしょう。

しかし、目元など目立つところにできやすいため「汗管腫ができた状態では人目が気になってしまう」という人もいるかもしれません。

汗管腫は基本的に自然治癒しないため、一度気になりはじめるといつまでも気になってしまうでしょう。

その場合は、クリニックの治療を受けることをおすすめします。

汗管腫の治療方法には、汗管腫を切除する方法や、レーザーなどを照射する方法があります。

治療をすれば今ある汗管腫は取り除けますが、そのあとずっときれいな状態が続くとは限りません。

人によっては、治療後も汗管腫が再発することもあります。

医師と相談しながら、汗管腫の状態を見極めて理想のお肌を目指しましょう。

汗管腫の治療の流れ

汗管腫の治療は、メスを使った手術をする際にも基本的に日帰りとなりレーザーの場合にも切除の場合にも、治療そのものはそこまで時間がかかりません。

レーザー治療の場合には、 「炭酸ガス（CO2）レーザー」や「YAGレーザー」と呼ばれるレーザーを患部に照射していきます。

レーザーによる治療は、メスを使った治療よりも身体への負担を抑えることができます。

レーザーでは取り切れない大きな汗管腫であれば、メスを使った切除を行うことになります。

メスで切除し、形成外科用糸で縫合をして目立ちにくい状態へ導きます。

レーザーの場合も切除の場合も治療の際には局所麻酔を使用するため、痛みについてはそこまで感じにくいでしょう。

汗管腫の大きさによって異なるものの、切除の場合でも大体数分から数十分ほどで
完了します。

治療の後は、患部をガーゼで圧迫します。

切除による治療の場合には、だいたい1週間ほど経ってから抜糸のためにもう一度来院します。

汗管腫の治療の跡は気にならない？

レーザーによる治療の跡には、人によって内出血や赤みといった副作用が出る場合があります。

また、切除した後にも傷跡が残るケースがあります。

どちらの場合にも、そのまま時間をおいておけば自然治癒していきますので気にしすぎる必要はありません。

傷跡は、汗管腫の大きさやどこにできたかによっても出方が変わります。

「傷跡を目立たせたくない、気になってしまうのは嫌だ」と考えるであれば、テープやスポンジで固定しておくと良いでしょう。

洗顔や入浴については、治療当日から行なって問題ありません。

しかし体質によっては傷口や体調に変化、気になる点を感じることもあるかもしれません。

その場合には、医師に相談しながら経過を観察しましょう。

そのため治療を行うクリニックを選ぶ時には、治療だけでなくその後の経過もきちんと相談でき、信頼関係を築けるかどうかに着目することが大切です。

新宿美容外科クリニックでは、汗管腫にまつわるご相談を受け付けています。

現在の症状を確認した上で、ご本人の意思も尊重し最適な治療法をご提案いたします。

まずはカウンセリングから、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

汗管腫は、目元を中心にできる良性の腫瘍です。

自然治癒するものではないため、汗管腫が気になってしまうという方には治療をおすすめします。

レーザー治療や切除法といった方法がありますから、自分に合った治療を見つけるためにも新宿美容外科クリニックにご相談ください。