消えないニキビ跡の対処法!赤みや色素沈着を消すためには
目立つニキビや吹き出物は、一度できてしまうと印象を大きく変えてしまう困りものですよね。
さらに、いったん治ったと思っても「ニキビ跡」として残ってしまう可能性があるため非常に厄介です。
きれいなお肌を手に入れるためにも、ニキビ跡ができてしまう原因や対処法についてよく知っておきましょう。
記事監修者
新宿美容外科クリニック 美容皮膚科
伊藤 看護師
日本脱毛協会認定看護師。美肌治療や脱毛の施術について様々な経験を積む。特に、ニキビ・ニキビ跡・クレーターの治療が得意。患者様や周りのスタッフからは「柔らかく、人なつっこい面倒見がよい」「優しい」とよく言われており、仕事が丁寧で早く、いろいろなことに気づき行動できると好評。
コメント:ニキビでものすごく悩まれていた患者様に施術をご案内して、改善が見られた際に、「伊藤さんに相談して治療進めていただけて良かった」と言われてとても嬉しかったです。思っていたよりも奥が深く、患者様との関わりで喜んでいただき、患者様から「やってよかった、ありがとう」と言われることに、やりがいを感じます。
患者様の気持ちに寄り添って、親身になって接することを心がけています。美肌のことは、ぜひご相談ください。
ニキビ跡ができてしまう原因とは?
ニキビ跡とは、もともとニキビがあった部分にニキビが治ったあとも赤みやデコボコが残ってしまう現象のことです。
軽傷のニキビならば跡を残さずに消すことも可能ですが、ひどいニキビの場合にはダメージが皮膚の奥にまで影響してしまいます。
ニキビ跡ができてしまうメカニズムとして、この「皮膚の奥にまで届いているダメージ」の影響が考えられます。
それほどひどくないニキビであれば、皮膚の表面だけが傷つき、炎症するのでお肌のターンオーバーによって、少しずつ目立たなくなっていきます。
数日から数週間経ったときにほとんどわからなくなるニキビは、こちらの軽傷なニキビと考えられるでしょう。
ところが、ひどいお肌が強いダメージを受けた場合には、お肌を守るためにメラノサイトと呼ばれるメラニンの大元が活性化して、たくさんのメラニンを生成してしまいます。
そして色素沈着したニキビ跡は、ニキビそのものが治ってもしばらくそのまま残ってしまい、シミのように消えにくい状態になってしまうのです。
さらに重度となると、クレーターと呼ばれる凹みが発生します。
クレーターは、ニキビによる炎症が皮膚の真皮にまで到達して破壊したときにできてしまいます。
お肌はデコボコした状態になり、見た目にも痛々しく、目立ってしまうでしょう。
この状態になるとメイク等で治すのは難しくなるほか、ホームケアで改善させるのは非常に難しく、クリニックへ相談する必要があります。
ニキビの種類とは?
ニキビのダメージによってニキビ跡ができてしまうことから、まずはニキビの種類とそれぞれの違いを理解しておきましょう。
ニキビ跡が特に残りやすいとされているのが「赤ニキビ」です。
その名の通り、赤く痛々しい見た目になるのが特徴で炎症が長引くにつれてダメージも増えていきます。
ニキビ跡を残さないようにするためには、スムーズに炎症を抑えなければいけません。
赤ニキビの炎症は、食生活の乱れや睡眠不足によって引き起こされるホルモンバランスの崩れによって悪化し、さらなる炎症を引き起こします。
そこからさらに重症化してしまうと、今度は黄ニキビと呼ばれる種類のニキビに変わっていきます。
重度のニキビにならないように、むやみに触ったり刺激を与えたりしないことが大切です。
また、ニキビの炎症が落ち着いたあとも、色素沈着によって茶色くなってしまうことがあります。
これは茶ニキビと言われ、主に紫外線による影響で発生してしまうニキビです。
炎症の対策だけでなく、紫外線対策も必要不可欠と言えるでしょう。
赤ニキビになる前には、白ニキビと呼ばれる、お肌にぽつっと発生するニキビが発生することもあります。
この状態であればまだ炎症を起こしていないため、このまま症状が落ち着いていけばニキビ跡になることはありません。
もし白ニキビを見つけたなら、ニキビ跡を作らないためにもそれ以上悪化させないよう、慎重に治療しましょう。
白ニキビが悪化していくと、黒ニキビと呼ばれる状態に変化してしまうこともあります。
黒ニキビは、毛穴につまっていたものが空気に触れて酸化・変色してできてしまうものです。
こちらも白ニキビと同様に、この状態ならば炎症が起きておらずこのままならニキビ跡になることはありません。
ニキビ跡を作らないために日常で気をつけること
ニキビ跡の対策として、やはり丁寧なスキンケアは欠かせません。
ニキビやニキビ跡の対策には特に、徹底した保湿が必要不可欠です。
お肌に合った化粧水や乳液をこまめに使い、お肌のうるおいが失われることがないよう気にかけましょう。
お肌が乾燥しているとどうしても刺激を受けやすくなり、ただでさえ炎症している部分がますます痛く、かゆくなってしまうものです。
しっかり保湿をしていればお肌のターンオーバーが活性化し、古い角質も効果的に排出してニキビやニキビ跡の気になりにくいきれいなお肌へ導きやすくなります。
お肌のうるおいをキープするためには、クレンジングや洗顔について見直す必要もあるかもしれません。
お肌の調子を整えるためには、必要以上に皮脂や汚れを落とすことは逆効果となります。
適度な皮脂を残しておかなければかえって乾燥しやすくなってしまいますから、クレンジング剤や洗顔剤を見直し、洗浄力の強すぎるものを使っていないか確認してみましょう。
ニキビの原因となる皮脂を落とすために、何度もしつこく洗顔することも逆効果となります。
クレンジング剤や洗顔剤を選ぶときにも保湿力の高いものにこだわり、ゴシゴシこするのではなく優しく撫でるようにしてダメージを与えないようにしてください。
さらにきれいなお肌へ導くための治療方法
ニキビができてしまったとき「どうにかホームケアだけで改善したい」と思うかもしれません。
しかし実際は、自分の力だけできれいにするのはとても難しく、ニキビ跡も残らないきれいな状態にするためにはクリニックでの治療が必要不可欠です。
クリニックでは、レーザー治療などを用いてニキビ跡治療を行います。
レーザー治療を活用すれば、赤みや色素沈着はもちろんのこと、デコボコした部分やクレーターもスムーズに目立ちにくい状態へ導くことができるでしょう。
まずは医師へ相談し、現在どのような状態なのか、またどのような治療が効果的なのか確認してみてください。
まとめ
ニキビ跡は放っておいてもなかなかよくなりにくく、見た目の印象も変えてしまう存在です。
赤みやデコボコが気になっているときには、医師へ相談しながら最適な治療を検討しましょう。
クリニックでは一人ひとりの状態を見極め、ニキビやニキビ跡のケアを行います。
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