背中ニキビとは？原因と日常生活で意識したい予防法＆対策

2022年01月24日

背中ニキビとは

顔にポツポツとできるニキビと同じように、背中全体的にできてしまうニキビのことを「背中ニキビ」と言います。

「毛のう炎（毛包炎）」、「毛のう」とも呼ばれ、背中の一部もしくは全体にできものができてしまいます。

場合によっては色素沈着してしまうこともあり、背中の一部に茶色や薄い黒色のシミ状のものが発生するケースもあります。

悪化すると、お肌にデコボコができクレーター状になってしまうこともありますので、できるだけ早めの対処が必要です。

背中ニキビの原因は？

背中のニキビにはさまざまな原因があり、いくつか組み合わさることによって発生すると考えられます。

例えば、ストレスです。

日々の生活の中でストレスを感じやすい状態が続くと、自律神経やホルモンバランスが乱れてしまいます。

それによって皮脂が過剰に分泌され、顔や背中のニキビにつながってしまうのです。

毎日の食生活や睡眠不足も、背中ニキビが発生する原因の代表格と言えるでしょう。

これらも体内のバランスを乱す原因となり、またお肌の生まれ変わりであるターンオーバーがスムーズにできなくなってしまいます。

ダメージを受けたお肌もうまく治らず、結果としてニキビができてしまうのです。

さらに、顔とは異なる場所である「背中」ならではの原因として、衣服との相性が挙げられます。

顔にできるニキビであればどのような衣服を身に着けていても変わりはありませんが、背中の場合は多くの時間、衣服と擦れ合った状態でいます。

お肌にとってストレスとなる衣服を身に着けていると、何気ない動作で起こる摩擦のたびにダメージを与え、背中ニキビの原因になってしまいます。

また、通気性の悪い衣類によって蒸れやすい状態でいることや、衣服洗剤との相性も背中ニキビの原因となるため注意しましょう。

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背中ニキビを予防する方法

背中ニキビは、一度できてしまうと改善へ導くことが非常に難しくなります。

だからこそ日常的に、背中ニキビができてしまわないように十分注意しなければいけません。

特に注意したいのは、お風呂の入り方です。

というのも、お風呂に入っているときに髪や髪から落ちた水が背中へ流れることによって、刺激となって背中ニキビの原因になってしまうためです。

そのため、髪を洗うときは背中に回らないよう、前へ下ろすように注意してください。

そして、髪を洗ったあとに顔や身体を洗うようにしてください。

最初に髪を洗うことによって、背中にシャンプーやコンディショナーが付着してしまってもスムーズに落としやすくなります。

ニキビができやすい背中を洗うときは、目の粗いタオルでごしごし洗うのではなく、お肌にやさしいタオルで優しく洗うようにしましょう。

お風呂上がりには、化粧水やボディクリームでしっかり保湿を心がけることも大切です。

顔にできるニキビと同様に、背中のニキビも保湿ケアを徹底することが、大事な予防ケアとなります。

背中ニキビの対処方法

背中ニキビは、予防を徹底するとともに生活習慣を改善することによって目立ちにくい状態へ導くことも可能です。

しかし、まったく背中ニキビのないきれいな状態に導くことは簡単ではありません。

セルフケアでの改善が見られない場合には、クリニックへ相談しましょう。

クリニックでは例えば「ケミカルピーリング」を行います。

ケミカルピーリングとは、皮膚の表面にある角質を柔らかくすることで、お肌のターンオーバーをうながす施術です。

ただし炎症が起きている部分には、かえって悪影響になってしまう可能性もありますので注意し、医師の判断を仰ぎましょう。

炎症が起きている背中ニキビに対しては、「高周波（RF）治療」と呼ばれる治療が用いられることもあります。

高周波（RF）治療では、皮脂腺に高周波（RF）エネルギーを与えることで、背中ニキビを根本の原因から改善へ導きます。

また「イオン導入」という施術もあります。

イオン導入では、ニキビ等が気になる部分に弱い電流を流すことで、ビタミンCをはじめとしたお肌によい影響を与える成分を効果的に浸透させます。

一人ひとりの背中の状態を見ながら適切な施術を検討することによって、背中ニキビを効果的に改善できますのでまずはご相談ください。

まとめ

知らずしらずのうちにできてしまう背中ニキビは、見えない場所で悪化し、非常に汚い状態になってしまうこともあります。

毎日のお風呂の入り方やスキンケア、生活習慣によっても変化するからこそ、毎日対策を怠らないようにしましょう。