脂肪吸引後の運動・スポーツはいつから可能?
脂肪吸引に興味はあるけど、初めてだし、なんだか不安、、、という方は少なくないのではないでしょうか?
そんなあなたのために、今回は脂肪吸引をピックアップ。
SB式の脂肪吸引を監修する井上淳先生が、今までの脂肪吸引でのカウンセリングで
お話してきたことを、良い点も悪い点も含めて、包み隠さずに詳しく解説します。
記事監修者
新宿美容外科クリニック 形成外科医
井上 淳
日本形成外科学会の形成外科専門医としてあらゆる形成美容外科領域での基礎をもとに、25年にわたって多くの美容外科、整形の症例を経験。外科医としての豊富な知識や技術力からスタッフの信頼も厚く、また落ち着きのある性格や優しい対応も人気のドクター。スタッフや患者さまからは、脂肪吸引の匠と呼ばれて、親しまれている。
気軽に受けていただける処置から、高度で複雑な手術まで、患者様に満足していただける最も適した「理想のボディライン、理想のフェイスライン」の追求をしている。カウンセリングは、優しい、初めてでもいろいろと丁寧に教えてくれる、と定評があり、患者様一人ひとりの様々な悩みに正面から向き合っている。
経歴
1992年 | 千葉大学医学部卒業 千葉大学形成外科入局 以後、千葉大学および昭和大学の 関連形成外科勤務 |
2006年 | 都内美容外科クリニック 院長就任 |
2007~2013年 | 都内美容外科クリニック 総院長就任 |
2014年 | 新宿美容外科クリニック 総院長就任 |
脂肪吸引後の運動について
「普段からスポーツに親しんでいる。脂肪吸引を終わらせた後にスポーツを行いたい」
「脂肪吸引をした後のスタイルを維持するためにも、スポーツを積極的に行っていきたい」
このように考える人もいるのではないでしょうか。
スポーツは、本来ならばとても歓迎されるべきものです。
体を動かすことでカロリーは消費しやすくなりますし、体型維持もしやすくなります。
また、ストレスの解消にも有効です。
しかしながら、脂肪吸引をした後のスポーツには制限が出ます。
脂肪吸引の運動に関してはクリニックごとに多少の違いはありますが、「当日は原則として不可、しばらくしたら少しずつ取り組んでいってもよい」としているところが多いと思われます。
また、「運動」「スポーツ」と一口に言っても、その運動強度はまったく異なります。
たとえば、短い距離の散歩と、全力疾走するスポーツでは体にかかる負担は大きく違います。
脂肪吸引の後のスポーツは、日常の動作から始めて軽い運動に移行し、そしてその後から徐々に運動強度の高いスポーツにしていくことが求められます。
脂肪吸引後、やっていいスポーツの目安
脂肪吸引後に行っていいスポーツについて、時系列ごとに見ていきましょう。
手術当日~1週間まで
基本的には、「日常作業も慎重に」という時期です。
赤ちゃんを抱きあげることや家のなかの仕事、あるいは座り仕事、通勤のために短い距離を歩くことなどは認められていますが、それ以上の運動はいけません。
また、動き回る仕事の人の場合は、事前に3日くらいの休暇申請をしておくのが無難。
1週間~2週間まで
抜糸が終わったくらいの時期です。
この時期になれば、いわゆる「有酸素運動」は可能になります。
ウォーキングなどを生活のなかに取り入れましょう。
ただし、患部に障るようなことがないように注意が必要です。
2週間~4週間まで
患部を稼働箇所に含むエクササイズが可能になります。
ただし、あくまで軽いところからスタートすることが求められます。
4週間以降
手術前にやっていたような激しい運動もできるようになります。
逆に言えば、この時期になるまで無茶をしてはいけません。
ただ、ここでお話したのはあくまで「目安」にすぎません。
痛みや術後の経過というのは、個人個人によってまったく異なるものです。
どこかの過程で無理が出たり、むくみが出たりなどした場合は運動を切り上げ、必要に応じて診察を受けてください。
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