通っていた脱毛サロンが突然倒産したら…返金してもらえる？泣き寝入りしかない？

2023年07月04日

利用中の脱毛サロンが倒産してしまうこともある！

「自分の通っているサロンは問題なく営業しているし、先の予約もとっているから大丈夫だろう」

こんな風に考えていても、営業中の脱毛サロンがある日突然倒産や破綻を言い渡される可能性もゼロではありません。

大手サロンであればなおさら、経営については幹部に近しい人しか知らないということもあります。

結果、各店舗の従業員も「いつも通りに出勤してきたら突然、倒産や解雇を言い渡された」ということもあるのです。

しかし、経営困難になったとしてもすぐさま倒産にあたるわけではありません。

一時的に経営が難しくとも、一部の業務停止で済んだり、その後再建につながったりすることもあります。

すでに契約し支払いを済ませている人も、一時の業務停止で済めば再建後に変わらずサロンに通える可能性があります。

サロンの倒産ニュースを知ったらどうすべき？

再建後にかわらず通える可能性も考慮すれば、倒産するかもしれないといって落ち込む必要はありません。

まずは通っている脱毛サロンの経営状況や詳細について、調べてみるところからはじめましょう。

同時に、消費生活センターへ連絡することも大切です。

消費生活センターでは、サロンに限らずさまざまな店舗、企業、事業所で展開される商品やサービスに関連した問い合わせを受け付けてもらえます。

特に、苦情や店舗へ直接掛け合っても解決しない問題について、間に入って対応してくれる貴重な立場と言えるでしょう。

倒産した店舗に関連する相談も、受け付けてもらえます。

そのほかに「一般社団法人日本エステティック振興協議会」に相談するという方法もあります。

こちらは、エステ関連限定の相談窓口を開いています。

「AEAエステティック相談センター」と呼ばれる相談窓口へ倒産の件を相談すれば、今後の対応などを教えてもらえるかもしれません。

通っているサロンが倒産したらもう脱毛はできない？

通っている脱毛サロンが倒産し、そのサロンで脱毛の施術を受けることが不可能となった場合はどうすればいいのでしょうか？

実は、そんなときの救済方法のひとつとして「支払った分の脱毛施術を、別のサロンで受ける」という方法があります。

これは、過去に実際に合った事例であり前述の一般社団法人日本エステティックの対応によって実現しました。

このように通っている脱毛サロンが倒産してしまっても、優遇処置がとられるケースもあるのです。

そのため、驚くようなニュースが耳に入ってもしばらく冷静に対応を待つことが大切と言えるでしょう。

ただし、全てのケースで優遇処置が取られるわけでなければ、対象となる人も違います。

「契約料金の全額を支払っている」など特別なケースでしか適用されないこともありますので、自身の契約状況を確認することも大切です。

脱毛施術の支払いを分割していた場合は？

すでに全額支払っている場合に比べ、分割払いであれば柔軟な対応を期待しやすいでしょう。

例えば、分割払いの支払いを続けることによって、別のサロンで継続して脱毛の施術を受けられることもあります。

都度払い制であれば「支払っているのに施術を受けていない」という状態にはなりませんから、そこから別のサロンやクリニックへ相談し直しましょう。

正直に「サロン◯◯で、△回まで脱毛が済んでいます」と伝えれば、そこから必要な分の施術を検討し、計画してくれるでしょう。

すでに支払っている料金の返金はできる？

通っている脱毛サロンが倒産する前に、今後受ける施術の料金をすでに支払っているケースもあるでしょう。

残念ながら、支払い後に倒産したケースで返金が実現されるのは難しいと言えます。

倒産に至る段階でサロン側は多くの負債を抱えていると推測でき、一人ひとりに返金対応するのは不可能というケースが少なくありません。

ただし、契約内容によっては一部の返金が可能なケースもあります。

改めて契約書をよく読み、返金にまつわる項目を探してみると良いでしょう。

まとめ

脱毛施術にあたっては、大きなお金と共に契約を交わすことになります。

そのため脱毛サロンの倒産など予期せぬ展開に陥ったときには大きなショックを受けてしまいますが、慌てず冷静に対処しましょう。

「他のサロンで引き続き脱毛を続けられる」などの措置が用意されることもありますので、まずは詳細を確認してみてください。