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医療脱毛は脱毛後にシミができる?きれいな状態を保つために意識したいこと

2023年09月03日

医療脱毛をするとお肌をツルツルの状態へ導くことができますが、一方で利用時には注意しなければいけないこともあります。

「注意しないと、脱毛をしたあとシミになってしまう」という話を耳にしたことがある人もいるかもしれません。

脱毛後にもきれいな状態をキープするため、覚えておきたいポイントをご紹介していきましょう。

医療脱毛を詳しく知る >

記事監修者
新宿美容外科クリニック 形成外科医

井上 淳

日本形成外科学会の形成外科専門医としてあらゆる形成美容外科領域での基礎をもとに、25年にわたって多くの美容外科、整形の症例を経験。外科医としての豊富な知識や技術力からスタッフの信頼も厚く、また落ち着きのある性格や優しい対応も人気のドクター。スタッフや患者さまからは、脂肪吸引の匠と呼ばれて、親しまれている。
気軽に受けていただける処置から、高度で複雑な手術まで、患者様に満足していただける最も適した「理想のボディライン、理想のフェイスライン」の追求をしている。カウンセリングは、優しい、初めてでもいろいろと丁寧に教えてくれる、と定評があり、患者様一人ひとりの様々な悩みに正面から向き合っている。

医療脱毛をしたあとシミができることがあるって本当?

医療脱毛は、気になる部分のムダ毛に働きかける脱毛方法です。

医療脱毛ができるのはクリニックのみであり、サロンのように医師の在籍していない店舗では行えません。

その理由は、脱毛に利用する機器にあります。

医療脱毛では、ワキや足などの部位にレーザーや光を照射することによって働きかけます。

すると、ムダ毛に含まれるメラニンの黒い色にレーザーや光が反応し、ムダ毛の元となる組織にダメージを与えることができます。

くりかえしダメージを与えることによって、効果的にムダ毛を除去していくことができます。

この仕組みはすべすべのお肌を手に入れるために必要となりますが、同時にお肌を軽いやけど状態にしてしまいます。

やけどと言っても、たいていの場合はやや赤みが出たり、かゆく感じたりする程度です。

その日のうちにおさまる場合がほとんどで、長引いたとしても2~3日もすれば気にならなくなります。

しかしこの時期に、十分な保湿をしていなかったり、かゆみにまかせてお肌をボリボリかいたりしていると、お肌は刺激から守ろうと働きかけるようになります。

結果として、メラニン色素を生成し、シミができてしまう場合があるのです。

こうしたシミは「炎症性色素沈着」と呼ばれます。

炎症性色素沈着は一般的なシミとどう違う?

炎症性色素沈着も、いわゆるシミの一種であることは変わりません。

シミの原因はさまざまありますが、炎症性色素沈着の場合、炎症によって色素沈着が起きているという点が特徴です。

一般的なシミの原因は、非常に多様です。

紫外線によって発生するもの……とイメージする人も多いと思いますがそのほかにもやけどや怪我の跡がシミとして残ったり、虫刺されからシミになったりすることもあります。

そうしたシミと炎症性色素沈着は、原因が異なります。

しかし、見た目だけでは判断が難しいケースもめずらしくありません。

脱毛によって炎症性色素沈着が起こってしまうメカニズムとは?

炎症性色素沈着が発生するときのメカニズムとして、まずお肌に炎症が起きます。

脱毛による炎症性色素沈着の場合、レーザーや光による刺激が原因となり、炎症が起きますよね。

炎症というと、なにかお肌にとって悪いことのように思えるかもしれませんが、そもそも炎症はダメージを受けたお肌を修復するために起きています。

炎症後、お肌は生まれ変わりより良い状態に導かれるため、炎症そのものは悪い働きではないのです。

そしてお肌を修復するために、メラニン色素が生成されます。

メラニンとは、いわゆるシミなどの黒い色素であり、お肌に蓄積される中で色素沈着につながリます。

お肌が炎症している最中にも色素沈着は起こっていますが、赤みが気になっていると黒っぽい色素沈着は目立ちません。

炎症がある程度おさまったとき、はじめて黒っぽいメラニンが目立ちます。

ここでようやく「シミができている!」と気づくようになるんですね。

炎症性色素沈着を起こさないためには?

炎症性色素沈着は「どんな人でも必ず起きてしまうもの」ではありません。

医療脱毛を受けたあと、きちんとケアをしていれば炎症性色素沈着は予防できます。

シミを防ぐためにも脱毛後、敏感になっているお肌にはしっかりと保湿ケアをしましょう。

保湿は、お肌のバリア機能を甦らせるために必要不可欠です。

炎症するとお肌はさらに敏感になるため、ちょっとした日焼けやお肌をかくなどの刺激が大きく影響してしまいます。

色素沈着につながらないよう、化粧水や乳液、クリームなどをたっぷり使った十分な保湿でケアしていれば脱毛後も健やかな状態をキープしやすくなるでしょう。

脱毛後の炎症性色素沈着を治療するには?

炎症性色素沈着が起きてしまった時はまず、どの程度の色素沈着なのかを確認しましょう。

色素沈着は、お肌の奥深くにできてしまうほど治療に時間がかかります。

お肌の表面に近い、浅いところにできたものであれば、基本的には治療の必要がありません。

はじめのうちは気になってしまうかもしれませんが、ターンオーバーをくりかえすうちにきれいになっていきます。

だいたい数カ月ほどで治っていくでしょう。

ターンオーバーは、睡眠不足や栄養バランスの乱れによって乱れてしまいます。

生活習慣を整えることで、自然と目立たなくなっていくでしょう。

「数ヶ月も待てない!」「待っているのに色素沈着がなかなか改善しない」という時には、クリニックでの治療もおすすめです。

新宿美容外科クリニックでは、医療脱毛の展開とともにお肌の状態を回復するための施術も行います。

皮膚科の医師も在籍していますので、炎症性色素沈着をはじめお肌にまつわるお悩みはお気軽にお聞かせください。

まとめ

医療脱毛では、ムダ毛へ働きかけることできれいなお肌へ導く一方、その後お肌が敏感な状態になってしまうこともあります。

炎症性色素沈着と呼ばれる、シミが発生する可能性もあるためきちんと保湿し、お肌を刺激しないよう心がけましょう。

新宿美容外科クリニックでは、安全な医療脱毛を叶えるとともにお肌のトラブルを改善へ導きます。

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